Sun

ソーラーパネルを内蔵したポータブル照明のコンセプトデザイン。 摺鉢上にくり抜かれたリサイクルガラスの内側に小型のソーラーパネルが格納されており、日の光を受けることでバッテリーが充電され、照度センサーによって暗いところで光ります。シェード部分のガラスの塊は、照明用途で使われていた古い蛍光灯やブラウン管のガラスを材料としているため、将来的に製品が破損してしまった後も工場で溶かすことで再利用することができるエコシステムを構築できるような設計思想でデザインをしています。 昼は日向で太陽の光を浴びせてバッテリーをチャージさせ、夜には家の中で蝋燭のように辺りを柔らかい光で照らす、暮らしと自然をつなぐ暖かな存在の照明です。
Category
  • Product Design
Year
2023
Photo
MEDUM

太陽の力で発電するソーラーパネルは、

日の光が気分屋であることに気付かせてくれる。

工業的でシャープに立ち上げた持ち手は、

道具としての灯りの在り方を想起させてくれる。
自然と人工、感性と理性。
思いがけない思い通りのデザイン。

ケーブル充電が可能で曇りや雨の日にも使用できます。フレームはステンレス素地を生かした黒染めと無塗装の梨地仕上げの2種類。シャープな持ち手は運びやすく、手に伝わる程よい重さは安心感があります。繊細な隆起を持つガラスに台座の色が反射し、同じ色のガラスでも異なる表情が生まれます。

Research

「塊」の持つ魅力を探求する所からこのデザインは始まりました。自然光を反射させギラギラと輝く氷塊の美しさ、自然の中で見つけた様々な形の塊。そんな存在を暮らしの中でプロダクトとして取り入れたい、プロダクトとして塊である理由は何か、そんなことを考える中で古い蛍光灯を溶かして再利用された澄んだ青色のリサイクルガラスと出会い、暮らしと自然をつなぐ存在のようなプロダクトがぼんやりと思い浮かびました。

曖昧なイメージに形を与えるべく、素材にふれ、スケッチを通して輪郭を徐々に明らかにします。

丁寧に仕分けられたカレットが、

慎ましく凛と火を待つ。

1300℃のルツボは、
昼も夜も火を絶やさず硝子を溶かす。

再び溶けた硝子に形を与える。

Exhibition

ミラノデザインウィーク2023で、異なる明かりの特徴をもつ5つの照明プロダクト「5 Lights」を発表。MEDUMはデザインリサーチとして、社会やテクノロジー、生活の変化に伴う新しいプロダクトの企画、プロトタイピング、事業化への取り組みを自主的に行っています。2023年ミラノデザインウィークで『5 Lights』というテーマのもと、5つの異なる明かりのプロトタイプを発表。働く、寛ぐ、運ぶ、飾る、繋ぐといった生活の中にある何気なくやり過ごしてしまっている行為に、少しの工夫と個性を与える照明のデザインを提案しました。量産に向けた共同開発メーカーを探しています。
https://5lights.quantum.ne.jp/